症状一覧

腰椎(腰)の症状

骨粗鬆症性椎体骨折

骨粗鬆症は骨密度が減ることにより骨折しやすくなる病気です。骨粗鬆症が原因でものを持ち上げたり、しりもちをついたり、あるいは特にけがをしていなくても脊椎(せぼね)が骨折してしまうことがあります。

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脊椎破裂骨折

脊柱管(神経トンネル)の壁が破壊された状態を破裂骨折と呼びます。圧迫骨折よりさらに重症の骨折です。神経症状が発生してきたり、その危険がある場合は固定手術を行います。

用いられる術式

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脊椎圧迫骨折

頚椎から腰椎までのどこでも発生する可能性がありますが、下位胸椎から腰椎に多く発生します。脊柱管(神経トンネル)の壁は壊れていない状態ですので、神経症状を発生することはほとんどありません。

まずは保存的に治療されますが、2ヶ月以上経っても生活に支障がある痛みが続く場合は、セメント充填術(BKPなどの椎体形成術)を行われることがあります。

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腰椎分離すべり症

多くは中学生頃に激しいスポーツで腰骨に亀裂が入り(疲労骨折)、その後すべりを伴う様になると分離すべり症と言われます。これもまずは手術以外の治療を行いますが、生活に支障あれば手術を検討します。

用いられる術式

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腰椎変性すべり症

腰椎が前方にズレていった状態です。主に第4と第5腰椎の間で発生します。腰痛、脚の痛み・痺れ・筋力低下などの症状が出現します。まずは手術以外の治療を行いますが、数ヶ月しても改善なく生活に支障あれば手術が検討されます。

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腰部脊柱管狭窄症・腰椎椎間孔狭窄

腰の神経トンネルが狭くなってきた状態です。トンネル後方にある黄色靭帯という黄色い靭帯が分厚くなって、神経を圧迫してきます。腰、脚の痛み・痺れや歩行困難(間欠性跛行)をきたします。この病態はヘルニアと違って自然に引っ込む事はないので、生活に支障あれば手術を検討してよいでしょう。

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腰椎椎間板ヘルニア

頚椎同様クッションのトラブルです。頚胸椎と違って腰椎には脊髄本幹がなく、枝の部分(末梢神経)のみですから、頚椎に比べると緊急性は下がります。

まず手術以外の治療にて9割以上の方が2~3ヶ月経過観察するだけで自然にヘルニア縮小しますが、排尿・排便障害が出現してきたら緊急手術の適応です。タイミングが遅れると一生自分で尿が出せなくなり、自己導尿を必要とするので要注意です。3ヶ月以上経過して生活に支障が出るような症状が残っていれば、手術を検討します。

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